ハリー・ポッター第三作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の英語版を読破。
いつから読み始めたか忘れましたが、11月に2巻を読み終わっているので、おそらく12月頃から?半年くらいかかりました…。
読みながら気になった単語や表現をメモしていたので、振り返りながらご紹介します。
- 日本語でも同じ!和製英語かと思っていたけど実は違った英単語
- イギリス英語でよく使われる表現
- おもしろいイディオム・意味を知らなかった表現
- 英語読書、先は長くてもいつか読み終わる
- 選ぶ基準と、次に読む本
日本語でも同じ!和製英語かと思っていたけど実は違った英単語
jinx
縁起の悪いもの、不運、不幸、ジンクス(英語では縁起の悪いものだけに使われる)
There were rumours that the job was jinxed.
(この学科は呪われているという噂が立っていた。)
闇の魔術に対する防衛術の話。
And he explained all about how the Firebolt was now being checked for jinxes.
(ハリーはファイアボルトが呪い調べを受けるようになった一部始終を説明した。)
aura
オーラ
I perceive very little aura around you.
(あなたにはほとんどオーラが感じられませんのよ。)
占い学のトレローニー先生がハーマイオニーに言った言葉。
pyjama
パジャマ
…hurriedly snatching Scabbers from the depths of his bed and stowing him in his pyjama pocket.(ロンは急いでベッドの奥からスキャバースを拾い上げ、パジャマのポケットにしまい込んだ。)
ちなみに「pyjama」はイギリス英語で、アメリカ英語だと「pajama」。
さらに調べたところによると、上下セットのパジャマは「a set of pajamas」や「a pair of pajamas」というそう。パジャマのズボンは「pajama bottoms」や「pajama trousers」、トップスは「pajama jacket」や「pajama tops」といいます。
pinpoint
ピンポイント
He and Ron walked out of the shadowy stadium, discussing the Firebolt's superbly smooth action, its phenomenal acceleration and its pinpoint turning.(道々二人は、ファイアボルトのすばらしく滑らかな動き、驚異的な加速、寸分の狂いもない方向転換などをさんざんしゃべり合った。)
イギリス英語でよく使われる表現
I reckon~
「reckon」数える、計算する、みなす、考える
イギリス英語圏で「I think」や「I guess」と同じ、「~だと思う」という使い方をします。
They reckon I started too big.(俺がはじめっから飛ばしすぎたって、理事たちが言うとる。)
ハグリッドがヒッポグリフの授業を終えて言った言葉。
I daresay~
「おそらく~だと思う」、「きっと~だと信じている」という意味。
I daresay you heard what happened up at the school at Hallowe’en?(ハロウィーンの日に、学校で何が起こったかは、うすうす聞いているんだろうね?)
おもしろいイディオム・意味を知らなかった表現
milk it for all it’s worth
自分の利益のために~をとことん利用する、~を利用して搾れるだけ利益を搾りとる
Trust Malfoy to milk it for all it’s worth.(マルフォイは汚い手を使って、怪我を最大限に利用しようとしてるんだ。)
in a mean smile
意味ありげな微笑
Malfoy’s thin mouth was curving in a mean smile.(マルフォイの薄い唇が歪み、意地悪そうにほくそ笑んだ。)
be after
〜を探している、〜を得ようとしている
He’s supposed to be after me.((シリウス・ブラックが)僕を狙ってるらしいんだ。)
調べてみると、お店で「What are you after?」と聞かれることもあるらしいです。「I’m after a take away coffee.」などと返答にも使えます。
make someone see reason
(人)に道理をわきまえさせる
I’ll make her see reason.(物の道理ってもんがある。)
side with someone
~の味方
OK, side with Ron, I knew you would!(いいわよ。ロンに味方しなさい。どうせそうすると思ってたわ!)
enough is enough
もうたくさんだ、いい加減にして
Now, really, enough is enough!(おやめなさい!まったく、いい加減になさい!)
mental
狂った、頭がおかしい(イギリス英語のスラング)
You’re both mental.(二人ともどうかしてる。)
「ロンのネズミ・スキャバースがピーター・ペティグリューだ」と言うルーピンとシリウスに向けて、ロンが放った言葉。
hold your tongue
黙っておく、静かにしておく
For once in your life, hold your tongue.(君も一生に一度くらい、黙っていたまえ。)
like father, like son
この親にしてこの子あり
Like father, like son, Potter!(蛙の子は蛙だな、ポッター!)
I mean it.
(冗談じゃなくて)本気で言っているんだ
’You mean it?’ ‘Yeah, I mean it!’(「そうしたいのかい?本気で?」「ええ、本気です!」)
英語読書、先は長くてもいつか読み終わる
今作の目標は、1日5ページでした。
話の区切りも関係なく、5ページ読んだら終了。音読しながら読むので、時間にしてだいたい10~15分くらいかかっていました。
…という話をしていたら、周りからは「おもしろくて5ページ以上読みたくならない?」とか、「5ページずつ読んで楽しいの?」とか異常者扱いされました。
英語読書に関しては、あくまで英語学習と割り切って読んでいるところもあります。しかも、子供の頃に日本語の本も読んでいるし、直近に該当作品の映画も見返してからのスタート。
話の筋は知っている上に、おもしろいのは分かっているんです(だから挫折しない)。
なかなか理解と共感は得られませんが、462ページすべて読み切れた自分を褒めたいと思います。
何回読んでもおもしろい、ハリー・ポッターはやっぱり名作です。
いつも楽しみにしているのは、マルフォイのセンスの良い意地悪と、ハリーのキレポイント。
ハリーは口を開けば大文字で叫び始めるので、ページを開いて大文字が目に飛び込んできたらだいたいハリーの言葉。(日本語版だと大きめ文字&太字になっていたはず)
選ぶ基準と、次に読む本
英語学習にオススメの本、みなさんどういう本を読んでいるんでしょうか?
わたしの選ぶ基準としては
- 大前提として話がおもしろい、興味が持てる
- 難しすぎる文章でない、難解なストーリーでない
- 日本語訳が出ている ⇐あらすじだけ先に読んだり、英語版を読み終わったあとに答え合わせできる
- (できれば)映画化されているもの ⇐映画化されるほどおもしろいはずだし、映像でストーリーが理解しやすい
過去に読んだ「星の王子さま」、「チャーリーとチョコレート工場」、「チャーリーとガラスの大エレベーター」(チョコレート工場の続編)、「ハリー・ポッターシリーズ」はどれもおもしろく、挫折せず読み切れたので、チョイスは正しかったと思っています。
次に読む本として購入したのは、「SING2」と「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」。
SING2は、映画を見たかったのにいつの間にか上映期間が終わっていて、気になっていたもの。Amazon Primeではやく配信もしてほしいな、と思っています。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」はページ数も多い上に(617ページ)、文字がちっちゃくなっています。翻訳版は上下巻になっているくらいですもんね…。
ちなみにいつも紙の本を買うときは、オーチャードの高島屋「紀伊國屋書店」にて購入。
ハリー・ポッターゾーンはこんな感じ。20周年の特別バージョンは表紙がカッコイイので、こっちを買い揃えています。