ヨーグルトメーカーなしでも作れる、自家製ヨーグルトに挑戦。
種菌は「フジッコ 手づくりカスピ海ヨーグルト種菌セット」を使いました。
というのも、シンガポールでは市販のヨーグルトを購入していたのですが、昨今のインフレの影響もあって値上がり。
ただでさえ高かったのに(セールでS$9ほど)、なんと1kgでS$10.25(≒1000円)という超高級品に・・・。
ふと、「家でヨーグルトを作れば良いのでは?」とひらめき実行してみることにしました。
結果的に食費節約にもなり、美味しいヨーグルトが手軽に作れることがわかりました。
ぜひみなさんも参考にしていただければと思います。
一般的な自家製ヨーグルトの作り方
ヨーグルトを作るには、元となる種菌かヨーグルトが必要です。
雑菌に注意し、牛乳を加えて発酵させることで、簡単に家でヨーグルトが作れます。
ヨーグルトの菌には種類があり、それによって発酵温度が異なります。
が標準とされています。
(ヨーグルト種菌 | よくいただくご質問 | メイトー 協同乳業株式会社)
通常のヨーグルトを作るには40℃をキープしないといけないので、ヨーグルトメーカーが無ければ難しいと思います。
ヨーグルトメーカーを買うほどでもないし、買うにしてもシンガポールのコンセント・電圧だと、本帰国後に使えない・・・。
ということで、年中30℃前後の常夏シンガポールで最適な、「カスピ海ヨーグルト」を種菌にすることに決めました。
使用した種菌:フジッコ 手づくりカスピ海ヨーグルト種菌セット
自家製ヨーグルトを紹介されているシンガポール在住の方々のブログを見ていると、「カスピ海ヨーグルトの種菌をお友達にもらいました!」とみなさん書かれています。
が、そんなお友達はわたしには居ません。
結局使ったのは、一時帰国中に見つけた、フジッコのカスピ海ヨーグルト 種菌セット 2包入(819円)。
粉状になっており、常温でも保存可なので、日本からシンガポールのフライト7時間もへっちゃらです。
一時帰国の予定はないけど作ってみたい!という方は、割高ですがLAZADAにも売っていました。
ヨーグルトの作り方
通常の作り方は簡単で、ガラス容器(熱湯殺菌済)の中に種菌と牛乳を入れて、スプーン(熱湯殺菌済)で混ぜて放置するだけ。
なんですが、シンガポールでお馴染みの牛乳ボトルなら殺菌不要・手間いらずで作ることができます。
種菌から作る場合
①パスチャライズ牛乳を用意し、中身を少し減らす(種菌1包が牛乳500mL分のため)。
[容器を再利用しないので、面倒な熱湯殺菌不要]
②種菌1包を入れる。
③フタをして溶けるまで振る。
[スプーンを使わないので、熱湯殺菌不要]
④固まるまで室温で放置。※陽が当たらないところに置く。
写真は約18時間後。上の方が固まっていれば、底の方もちゃんと固まっています。
⑤完成!冷蔵庫で保存。
固まったあと、軽く振っておくと、食べるときもスプーン要らずで注げます。
継ぎ足しの場合
1⃣新しいパスチャライズ牛乳を用意し、入れたときにこぼれない程度に量を減らす。
[容器を再利用しないので、面倒な熱湯殺菌不要]
2⃣カスピ海ヨーグルトを種として、大さじ3程度を入れる。
[スプーンを使わず牛乳ボトルから牛乳ボトルへ注ぐのであれば、熱湯殺菌不要]
3⃣フタをして軽く振る。
4⃣固まるまで室温で放置。※陽が当たらないところに置く。
(種菌から作るときより固まるのは早く、約7時間で固まりました。)
5⃣完成!冷蔵庫で保存。
これで無限にヨーグルトを増やせます。
※フジッコのサイトによると、種菌は定期的に取替(最低でも3ヶ月に1回)が推奨されています。
シンガポールの気温は30℃前後。
このときは雨季ということもあり、27~29℃でした。
もっと暑い日なら発酵時間は短くなると思うので、様子を見ながら、固まったら冷蔵庫に入れるようにしてください。
明治の牛乳はセット価格で売っていることが多いので、2本ずつ買えば1本S$3.0(≒300円)程度でヨーグルトが作れることになります。
詳しくは種菌セットの説明書もしくは、フジッコのサイトでご確認ください。
まとめ
自家製ヨーグルトの作り方をご紹介しました。
1000円するギリシャヨーグルトは、高すぎて罪悪感を覚える上、フタの剥がしにくさにいつもイライラしていました。美味しいんですけどね・・・。
初めこそちゃんと固まってヨーグルトになるのか不安がありましたが、作ってみると超手軽で、もっと早くからやっていれば、と思ったほどです。
もちろん味も美味しく、とろっとした食感がクセになります。
シンガポール在住でヨーグルトをよく食べる方には、ぜひ試していただきたいです。
明治の牛乳ボトルを使えば、雑菌の心配もなく、食べるときも衛生的。
もう市販のヨーグルトには戻れなくなるかもしれません。
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