以前から気になっていた「キャンドルライト・コンサート(Candlelight Concert)」。
その名の通り、キャンドルに囲まれたホールでの演奏会です。
Facebookの広告でよく流れてきており、キレイで幻想的だったので印象に残っていました。
週に1度以上の高頻度で、いろいろな演奏会が開催されています。
今回観に行ったのは、弦楽四重奏に合わせてバレリーナ2名が登場する、「Candlelight: Tchaikovsky's Swan Lake & More Ft. Ballet」。
クラシック音楽もバレエも好きなので、どんなコンサートなんだろう?とわくわくして観に行きました。
- キャンドルライト・コンサート(Candlelight Concert)
- ビクトリア・シアター&コンサート・ホール(Victoria Theatre & Concert Hall)
- Candlelight: Tchaikovsky's Swan Lake & More Ft. Ballet
キャンドルライト・コンサート(Candlelight Concert)
クラシック音楽だけでなく、ポップスや映画音楽など、幅広いジャンルの演奏会が行われています。
世界中でキャンドルライト・コンサートは行われていますが、シンガポールでは2019年からと、比較的新しめ。
ザ・アーツ・ハウス(The Arts House)、ビクトリア・シアター&コンサート・ホール(Victoria Theatre & Concert Hall)、チャイムス(CHIJMES)、シー・アクアリウム(S.E.A. Aquarium)の4箇所が会場となっています。
会場によって座席の種類は異なりますが、今回開催されたビクトリア・コンサートホール(シアター)では、ゾーンA(1階前列)、B(1階後列)、C(2階席)でチケット料金が分けられていました。
演奏会によってチケット料金も異なり、S$35~(≒3500円、S$1=100円換算)となっています。
バレエの演奏会はゾーンCでS$46(≒4600円)。
購入したエリア内は座席自由となっているので、良い席を確保したい場合は早めに来場したほうがいいです。
ビクトリア・シアター&コンサート・ホール(Victoria Theatre & Concert Hall)
ラッフルズプレイスにあるシアター&コンサートホール。
1902年から1905年にかけて建設された、歴史あるホールです。
席数は600席ほど。比較的コンパクトな造りとなっています。
アクセス
シティホール駅から徒歩10分。
「Victoria Theatre & Concert Hall」
11 Empress Pl, #01-02, Singapore 179558
Candlelight: Tchaikovsky's Swan Lake & More Ft. Ballet
キャンドルライト・コンサートの中でも異色のコンサートと思われる、弦楽四重奏とバレエの舞台。
大きなバレエの舞台であれば、演奏者(オーケストラ)はオーケストラピットと呼ばれる、観客から見えない位置で演奏に徹するのが通常です。
ですが、今回はバレリーナは2名のみ、弦楽四重奏は舞台上で演奏されます。
踊りも演奏も見ることができる、贅沢なコンサートとも言えますね。
会場のようす
ビクトリア・シアター内の様子はこんな感じ。
舞台いっぱいにキャンドルが並び、別の世界に連れてこられたかのような特別感がありました。
満席ではありませんでしたが、人の入りは多いほう。
バレエを観るとなると、よほどのバレエ好きでない限り敷居が高いと思ってしまいがちですよね。
ですが、こうやってリーズナブルで気軽なコンサートで、子供も含め観る機会が得られるのは素敵なことだと思います。
1時間ほどの舞台なので、クラシックやバレエ観賞初心者にも長すぎずちょうどよいと感じました。
通路にもキャンドル。
炎が揺れる仕様のLEDキャンドルです。
ステージのようす
チャイコフスキーの有名なバレエ音楽である「くるみ割り人形(The Nutcracker)」と「白鳥の湖(Swan Lake)」を演奏されていました。
演奏中は録画・撮影禁止ですが、最後の曲のみ許可されていました。
ハッシュタグをつけてSNSにあげてね!とのことです。
幻想的な雰囲気の中で奏でられる弦楽四重奏が素敵だったのは言うまでもありません。
特にヴィオラの音に聴き入ってしまいました。
バレエを観たのは久しぶりですが、繊細な動きに魅了されました。
今度は大舞台で、セットも含めた王道のバレエを観たいです。
カラフルな衣装や、背景・セットの凝ったステージを観ると、物語の中に入り込んだ気持ちになって楽しいんですよね。
クラシック音楽、バレエ観賞が初めての人でも楽しめるプログラムとなっており、たくさんの人に体験してもらいたいコンサートでした。
シンガポールの良いところは、演奏会の敷居が低いことだと思います。
日本のように、クラシック音楽好きしか行けない、客席にいてはいけないような雰囲気ではありません。
アマチュアの演奏会でもほぼ満席になることもあるし、拍手や盛り上がり方もオーバーで、楽しんでいるようすがよくわかります。
クラシックの演奏会なんて、と思わず、気軽に演奏会へ行ってみてはいかがでしょうか。