シンガポールで人生の休暇を謳歌する、ふねさんの日記

シンガポール駐在妻です。がんばります。

新年快楽!「ローヘイ(捞起)」チャイニーズニューイヤーのお祝いに参加してみた

新年快楽! 新年あけましておめでとうございます。

通っている英会話教室で、チャイニーズニューイヤーの行事がありました。

持ち物は、マンダリンオレンジ2個。

スタッフや先生と共に「ローヘイ(Lo Hei)」をするよ、と聞かされていました。

本物のお祝いと比べると違いはあるかと思いますが、当日の様子をお届けします。

 

 

ローヘイ(Lo Hei/捞起)とは?

ユーシェン(Yu Sheng/魚生)という料理(刺身サラダ)を食べる儀式のこと。

みんなで輪になって、ユーシェンを混ぜます。

このとき、サラダの具材をできるだけ高くお箸を持ち上げて混ぜるのが特徴的。

「ローヘイ」とは、広東語で漁師が網を引き揚げる動作のことです。

これが転じ、「お金持ちになる、お金を稼ぐ」という願いを込めているそう。

ちなみに、ローヘイは掛け声ではなく、願い事や中国語の縁起の良い言葉を言いながら混ぜると良いとのことです。

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このユーシェンの具材、日本のおせちのように、それぞれに意味があります。

  • 魚(刺身)…1年を通して裕福であるように
  • ポメロ(みかんの一種)…大吉・幸運
  • 胡椒・シナモン…富が手に入る
  • オイル…全ての方向からお金が届くように
  • 人参…商売(ビジネス)上の幸運
  • 緑の大根…永遠の若さ
  • 白い大根…昇進/成長
  • 甘いプラムソース…幸せがあふれる
  • 潰したピーナッツ…金銀で家が満たされる
  • ゴマ…商売繁盛
  • クラッカー…金運

 

英会話教室のスタッフさんが買ってきてくれたユーシェンは、生の魚でなく、代わりのものが使われていました(たぶんセットでS$15≒1200円くらい)。

大皿に盛り付け、よくよく混ぜたあとは実食!

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味は…「思ってたよりは美味しい」というのが正直な感想です。

しゃきしゃきとした野菜とクラッカーで食感が良く、食べやすく感じました。

また甘いソースがかかっているので、少し甘いサラダのようなイメージ。ちょっと説明が難しいです…。

 

マンダリンオレンジの交換

2個(中国ではペアが良いとされている)のマンダリンオレンジ(桔子)を交換し合います

「HAPPY NEW YEAR!」なんて言いながら。

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なぜオレンジかと言うと、中国語の「桔」の発音が「吉」に似ていることから縁起の良い「幸運」を連想するからだそう。また、オレンジ色が「金」に通じることから、「金運」をもたらすとされています。

 

他にもある、チャイニーズニューイヤーならではの儀式

さすがに英会話教室ではしませんでしたが…

紅包(ホンバオ)

中国の祝い事でをあしらった祝儀袋。日本で言うところのお年玉ですね。

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お世話になった人に渡す、というのが習慣のようですが、シンガポールでは未婚者・子供に渡すというルールもあるようです。

既婚者から未婚者へ。相手が年上でも関係ないそう。

失礼にあたらないのかな?と思ったりもしますが、もらう側はお金をもらえて嬉しいので、そこまで気にしない、と聞いたことがあります。

 

行事に参加してみて

英会話教室の行事は予定の時間を大幅にオーバーして、お開きとなりました。

メンバーは数ヶ月一緒に英会話を学んできた人たちですが、これを機により仲が深まったような気がします。

 

チャイニーズニューイヤーは、中国人・中華系の人にとって1月1日のお正月よりももっともっと盛り上がる、1年で一番大事な行事

その雰囲気を感じることができ、貴重な体験となりました。

願いも込めてローヘイをしたので、きっと2022年はお金も幸運もたくさん手に入れられる、良い1年になることでしょう。