夫婦で資産運用について話すことが多くなってきました。
できれば定年までには仕事を辞めて暮らしたいなぁ…と双方思っているので、どうやって資産を増やし、使っていくかはとても重要な話題です。
2021年9月からシンガポールで投資を始めましたが、お金の勉強をすればするほど奥深さを感じます。
しかし資産とは一つの計算式で表されるわけで、
(収入―支出)+(株や不動産の資産×運用利回り)=自身の資産
となります。
「DIE WITH ZERO ゼロで死ね」を読み始め、お金の使い方についても考える良いきっかけになりました。
夫が作った資産形成シミュレーターのExcelがこちら。
資産形成シミュレーター(基本形)
資産形成シミュレーターの内訳
「投資運用」欄に、計算式が反映されており、資産形成フェーズでは増えていく算段です。
支出
日本にいたときの支出をちゃんと把握していないので大雑把ですが、だいたい年250~300万円使うとします(85歳から老人ホームに入るケースを考えて年360万)。
また、仮に子供(2人と仮定)ができたら、ひとり3000万円かかると考え、子育て期間20年でならすと、年300万円×20年の追加支出。
収入
現在は海外駐在のため一馬力。帰国後、育休などで収入が下がるとし、それも終わると手取りベースでの2人分の収入に(昇給は考慮しない)。
65歳から年金をもらいます(今回は厚生年金除く)。
運用利回り
運用利回りは2%。ここは世の中の流れで決まるものなので、低く見積もることとします。
その他
貯金(生活防衛資金)は、「資産運用」欄から抜いており、常に手元に数百万円は置いている状態。
ちなみに退職金は考慮していません。
シミュレーション結果
基本形(平均寿命+α、可能な限り早くリタイア)
仮に90歳過ぎまで生きるとしたら、53歳まで共働きをすれば資産を使い切ることになりました。
50歳リタイア
今度は50歳でリタイアを考えると、65歳でもう資産が尽きるので、現実的ではありません。
運用利回り0%
また、運用利回り0%(つまりすべて貯金)と考えるとどうなるでしょうか。
これまでの常識の通り、定年60歳まで働かないと厳しそうです。
これを見ると、FIREするためには資産5000万円くらい必要、と言われているのがちゃんと分かりますね。
また、運用利回りはたとえ低くても、投資をすることのメリットは計り知れません。
シミュレーション通りに行かないのが人生ですが、具体的に資産状況を可視化し、楽観も悲観もせず資産形成していくことは大事だと思います。
よかったらみなさんも一度、考えてみてはいかがでしょうか。