2021年11月26日公開のディズニー映画、「ミラベルと魔法だらけの家」。
映画館で見ようとしていたのですが、契約しているDisney+(月額990円)で追加料金なしで見れました。
さながらシンガポールの映画館で見ている気分で鑑賞したかったので、あえて英語音声・中国語字幕で見ることに。
話のおもしろさに加え、カラフルなアニメーションと耳に残る歌でハッピーな気分になれる映画です。
ミラベルと魔法だらけの家
2021年11月26日公開。
ディズニーが送るアニメーション・ミュージカル映画(102分)。
英語版タイトルは「ENCANTO」といいます。
この「エンカント」というのは南米・コロンビアの奥地の町の名前であり、スペイン語で「魅力」とか「魔力」と言う意味だそうです。
あらすじ
魔法の力を持つ家(カシータ)に住むマドリガル家の子どもたちは、1人1人に異なる「魔法の才能(ギフト)」が与えられる。しかし、1人だけ魔法の才能(ギフト)をもらえなかった少女がいた。少女の名はミラベル。
ミラベルは、家族で1人だけ魔法を使えないことにコンプレックスを抱いていた。そんなある日、ミラベルは魔法の家に亀裂が入る様子を目の当たりにする。ミラベルは亀裂の原因を突き止めようと家族から話を聞き、魔法の力が弱まっていることを知る。そして、家族と長らく疎遠になっている、未来予知の力を持つ叔父のブルーノに話を聞くため、ブルーノの部屋にある塔に登り、調べ始めるが…。
(「ミラベルと魔法だらけの家」Wikipediaより)
感想(ネタバレほぼなし)
映画の感想
ディズニー映画初の、眼鏡をかけたディズニー・アニメーションのヒロインということで、(かなり失礼な偏見から)おとなしい女の子がヒロインなのかな?と思っていました。
ですが映画が始まってすぐそのイメージは打ち砕かれました。
ヒロイン・ミラベルのミュージカルシーンで、一気に楽しげな気分に。その後もミラベルは、家族で唯一魔法の才能が与えられなかった、というコンプレックスを弾き飛ばすように積極的に立ち回ります。
ディズニー作品の中では、ミラベルはアナ雪のエルサにちょっと似ているな~と思って見ていました。
音楽の雰囲気は、リメンバー・ミーを思い起こさせます。リメンバー・ミーも家族の繋がりの話でしたしね。
ストーリー全体としては、やや腑に落ちない(疑問点が解消されない)点はあったのですが、家族の絆を感じられる、良い映画でした。
何よりキャラクターの魅力、ミュージカル、色とりどりのアニメーションの美しさが素晴らしいので見る価値があると思います。
個人的に好きなシーンは、ミラベルとお姉ちゃん(イサベラ)が一緒に歌うシーン。
劇中歌
ブルーノ(未来予知の力を持つ叔父)の歌「秘密のブルーノ(We Don't Talk About Bruno)」は全米チャート1位の大ヒットを記録しました。
これはディズニー作品の曲ではホール・ニュー・ワールド以来の快挙だそうです。
たしかにこの歌、耳に残って離れません。
We don't talk about Bruno, no, no, no!
良かったら聴いてみてください。
英語学習として
キャラクターたちが結構早口なので、英語は正直聞き取りづらかったです。
ミュージカルのところは、韻を踏むため普段使わない単語を使うこともあるので、より難易度も高く…。
ですが、アニメーション映画だけあって、映像で大部分は補完されます。
1割以下のリスニングでしたが、大筋は理解できました。
ただ、途中で家族構成が分からなくなったり(親子3代、いとこも含めて住んでいる)、お姉ちゃんの彼氏のシーンなどで混乱したりしたところも。
もっとリスニング力を鍛えなければ、と思いました。
(以前ご紹介した「インサイド・ヘッド」
ディズニー映画、「インサイド・ヘッド」感想 Disney・PIXAR ‘INSIDE OUT’ - シンガポールで人生の休暇を謳歌する、ふねさんの日記
は2割ほど聞き取れたので、英語学習にはそちらの方がおすすめです。)
中国語字幕
中国語字幕に関しては、英語が聞き取れなくても漢字の雰囲気で理解の手助けになります。
わたしの場合、中国語を年末頃から始め、日々5~10分程度アプリで勉強しているビギナー。まだまだ知らない単語ばかりですが、今回字幕を見ていて「これ勉強した文法だ!」と感動しました。
Great! 太好了!(「太+形容詞+了」で「とても~(形)」という意味。)
The magic is powerful. 魔力很强。(「很」は形容詞につくことで、文を言い切りの形にするというルール。通常訳さない。)
…my hand…. 我的手(「的」は「~の(もの)」という意味。)
などなど。
知らなかったことがわかるようになるって、純粋に嬉しいことなんだと改めて気付きました。
映画館(もしくはDisney+)でぜひ鑑賞を!
ディズニー映画にハズレなし。
くよくよした気持ちを吹き飛ばすような気持ちになれる、ハッピーな映画です。
ぜひ一度見てみてください!