2019年春から改修のため約4年間休館していたプラナカン博物館ですが、2023年2月17日に開館しました。
そんな待ちに待ったリニューアルが終わった、プラナカン博物館へ行ってみました。
プラナカンとは?
プラナカン文化は、マレーシア、シンガポール、インドネシア等の地域において、マレー人と華人の文化が混ざり合った独自の文化のこと。
プラナカン(Peranakan)とは、マレー語で「子孫」という意味であり、華人系マレーシア人やシンガポール人、インドネシア人のことを指します。
【プラナカンタイル】
カラフルな色がかわいいタイル。
正方形で、これをモチーフにしたグッズなどもお土産に人気です。
【プラナカン建築(プラナカンハウス)】
カトン地区にあるプラナカン様式の建物。
パステルカラーが可愛く、写真スポットとしても有名です。
【プラナカン(ニョニャ)料理】
スパイスやココナッツミルクをふんだんに使った料理。
Violet Oon(ナショナル・ギャラリー内のレストラン)では、プラナカン料理を存分に味わえるハイティーが人気です。
プラナカン博物館
シティホールエリアにある博物館。
元は学校であったのを改装したものになっています。
外観がすでに可愛くて、期待が高まります。
アクセス
シティホール駅から徒歩6分。
「Peranakan Museum」
39 Armenian St, Singapore 179941
営業時間:[毎日]10:00〜19:00(金曜日のみ10:00〜21:00)
入館料金
ビザを持っている長期滞在者でも、永住者以外はS$12(≒1200円、S$1=100円換算)の料金となります。
博物館1階のチケットカウンターで購入すると、可愛いステッカーがもらえました。
てっきり服に貼るのかと思ったら(シンガポールではよくシールの有無や色でチケットの種類を判断する)、紙のチケットももらえたので、ただのお土産のようです。
見どころ
3階建のこのミュージアムは、階ごとに展示物が分かれています。
1階:オリジン(起源)
プラナカンのルーツを知れるエリアです。
2階:生活のようす
当時使われていた家具など、生活のようすがイメージできる展示物が置かれています。
3階:食器、装飾品
プラナカン食器がずらりと並んだ、圧巻の展示エリア。
また宝石が使われたアクセサリーや、プラナカンの服など、一番興味を持って見たエリアです。
じっくりと見ることができるので、お気に入りを探すのも楽しいです。
博物館の展示物といっても、歴史を感じられるものだけ置いているのではなく、中には現代風のデザインも。
これなんか誰もが見たことのあるキャラクターですよね?
ビーズの刺繍で作られた作品も素敵です。
遠くから見ると、ただの布のように見えますが、実は細かいビーズを集めて作られたもの。
芸術作品です。
コロナ禍のオシャレマスクなども飾ってあり、普段博物館に行かない層でも楽しめるミュージアムだと思います。
展示物はそれほど多くないので、ゆっくり見て回っても1時間程度の所要時間です。
ショップ
プラナカンの小物などはほぼ置いていません。
アクセサリーを中心に販売されています。
本物のプラナカングッズではありませんが、プラナカン風の雑貨を買うならこちら。
可愛いもの好き集合!見た目も楽しいミュージアム
パステルカラーが可愛い展示物がたくさんあり、癒しの空間です。
ただ可愛いだけではなく、よく見ると凝ったデザインになっており、じっくり楽しむことができます。
プラナカンといえば「プラナカンタイル」も有名ですが、残念ながらそちらの展示などはありません。
可愛いタイル・食器を楽しんで見てまわり、ショップでお土産に気に入った柄を注文、と出来ればなお良かったのですが、いずれもありませんでした。
それでも、思わずうっとりしてしまうような展示物がたくさんあり、楽しめます。
興味のある方はぜひ一度訪れてみてください。